横浜市保土ヶ谷区 天王町 – 「Taverna Quattro(タヴェルナ クアットロ)」 個性派シェフが創る、絶品イタリアン

相鉄線天王町駅を出て松原商店街方面に歩くと

静かな住宅街の中に

「Taverna Quattro(タヴェルナ クアットロ)」さんがある。

店の前は天王町公園が広がり、春は桜が美しい。

この店は

一に料理、二に料理、三、…ずっと料理!

イタリアンの価値観を覆す絶品料理が味わえる。

今回はアラカルトでお願いし

ワインやビールと楽しんだ。

カルパッチョが売り切れのため、

ホワイトアスパラのグリルでスタート。

今までのベストアスパラは

「横浜うかい亭」で食べたものだが

趣の違う調理法でこれもベストと言える。

新感覚のソースはアスパラとの相性抜群。

こんがりした焼き目で、

ほのかな香ばしさが追加され、

ソースのアンチョビは

イタリア産の希少品で臭みは皆無。

これほど美味いアンチョビソースは食べたことがない。

シラスが品切れのため

シェフのおすすめピッツァ。

ここにもアンチョビが使用されていて絶品。

食べるのに夢中で、

シェフの説明が頭に入ってこなかった。

ナスとモッツァレラのトマトソース。

ホールトマトは使わずに、

生のトマトを5個潰してソースが仕立ててある。

麺は無加水で

仕入れにこだわった卵の水分を頼りに

全体重をのせて練り上げる。

小麦の風味が強く、

コシと弾力を持ち合わせた麺に

サッパリとした酸味のトマトソースがよく絡む。

他では味わえない一皿だ。

そして、本日のメイン、

スズキのヴァポーレ(蒸し焼き)。

なんと、シェフの一本釣りの獲物。

釣りに使うカニなどの餌も自ら採取し

毎週、本牧沖で釣りに臨む。

釣行終了まで魚を生かしておいて

最後に神経締めを施した

こだわりの食材。

イタリア産の塩がスズキのうま味を引き出し

粗く砕いたブラックペッパーとレモンがアクセント。

地産地消にこだわり、

添えられた野菜は横浜産だ。

マルスズキは

それほど美味しい魚と思っていなかったが

管理と調理で変身し、別次元の味に昇華。

仕上げはバーナーで炙り、

焦げない程度の焼き目は

メイラード反応で香ばしさがプラス。

身はフワフワで甘味を感じる上品な味わい。

カマは美味しい脂をたっぷり含んで

ジューシーでくどくない。

素材のナチュラルな味わいが堪能できる

まさに、絶品!

 

モグビー再訪:★★★ また行きます!!!

美大出身のシェフは、まさに職人気質。

気難しく感じるかもしれないけれど、

こだわりの料理の話に耳を傾け

釣りや食材の話をするうちに

次第に打ち解け談笑。

美味しい料理で、楽しい夜でした!

※お支払いは現金のみです。

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