「ミナカ小田原」について

神奈川県小田原市にあるミナカ小田原は、お城通りに面した複合商業施設です。江戸情緒薫る「小田原新城下町」と、現代的なタワー棟から構成されています。小田原の歴史と文化を感じられる城下町をイメージした建物には、飲食店やお土産物店など多彩な店舗が集まっています。
小田原駅東口から徒歩数分とアクセスが非常に良く、駐車場も完備しているので車でも安心して訪れることができます。(地図などはページ一番下の基本情報を参照ください)

現代的な商業施設と歴史を感じる街並みが融合したミナカ小田原。「金次郎広場」は、その象徴とも言える場所です。左右に立ち並ぶグルメスポットを楽しんだり、小田原散策の休憩所として利用したりできるほか、年間を通して各種イベントが開催され、多くの観光客で賑わいを見せています。例えば、2025年2月24日にはジャズフェスが予定されています。広場に佇む二宮金次郎の像は、小田原の歴史を今に伝えるとともに、ミナカ小田原の賑わいを見守っているかのようです。
ライトアップされた「金次郎広場」は、昼間とは異なるロマンチックな雰囲気に包まれます。

建物は季節に合わせた飾り付けが楽しめ、今回はクリスマスの装いで彩られていました。
「とんかつ和豚」について

「小田原新城下町」2階にある「とんかつ和豚」は、豚肉の質と飼育方法、そしてお米にまでこだわり抜いた、上質なとんかつを提供しています。待ち時間に読んだメニューには、以下のこだわりが書いてありました。
豚肉は「和豚もちぶた」という銘柄豚を使用。この豚は、飼料の80%に良質なトウモロコシを使用して育てられているため、きめ細かくなめらかで、歯切れが良くとても柔らかな肉質が特徴です。豚の飼育にあたっては、抗生物質の入っていないエサを使い、安易な投薬に頼らず、病気にかからないための環境管理を行っています。「日本一おいしい豚肉を目指す」という目標を掲げていて、脂はさっぱりと、甘みがあるのが特徴です。
お米は宮城県産「面川の米」を使用し、お米作りの基本である土作りからこだわっているそうです。

店内に入ると、右にカウンター席、左側にテーブル席、奥には半個室が用意されています。

照明を抑えた和風の内装で、間接照明が落ち着いた雰囲気を演出し、ダウンライトの光はテーブルに運ばれた料理を美味しく見せます。一人でも入りやすく、家族連れでもゆっくりと食事を楽しめる空間です。今回訪れたのは平日16時頃だったので、比較的空いていてゆっくりと食事ができました。

卓上調味料は、特製とんかつソース、和風ドレッシング、洋風ドレッシング、醤油、岩塩、ゆかりです。
メニュー
ロースかつ定食

お店一番の人気メニュー「ロースかつ定食」。今回は150g(1580円)を注文しました。
ご飯、味噌汁、おしんこ、小鉢がセットになっており、カットレモンとからしが添えられています。ソースに使うゴマがすり鉢で提供され、定食のご飯は大盛無料、おかわり一杯無料です。
また、「ロースかつ定食200g」(1830円)は、よりジューシーで柔らかい食感を楽しめ、しっかり食べたい方におすすめです。
お得な「和豚ランチ定食180g」(1200円)は、ロースよりさっぱりしたお肉で提供され、上記セットが付いています。月曜~金曜の平日(祝祭日を除く)、11:00~14:00の提供です。

すり鉢のゴマを擂って、特製ソースをたっぷり注ぎます。甘くスパイシーな香りにゴマの香ばしさが加わり、食欲をそそります。

とんかつに岩塩をつけて口に運ぶと、サクサクの衣の中からジューシーな肉汁が溢れ出し、豚肉本来の味わいと、上品な脂の甘味が塩で引き立ち、口中が幸福感で満たされます。ソースとの相性も抜群で、肉の旨味にソースの甘辛味、スパイスの風味が混ざり合い、複雑な味わいを楽しめます。
「とんかつ和豚」は、揚げ方にも格別のこだわりを持っています。豚肉は火を通しすぎると硬くパサつくため、写真のようにうっすらピンク色を残す絶妙な揚げ加減で仕上げ、揚げたてサクサクで提供されます。もちろん、しっかり揚げてほしい場合は、注文時に伝えれば対応してもらえます。
例えば、他のとんかつ店(例:和幸)のロースかつと比べると、「とんかつ和豚」は肉からあふれるジューシーな肉汁と、上質な脂の甘みが際立っているのが特徴です。うっすらピンク色に仕上げることで、この豚肉本来の旨みを最大限に引き出していると言えるでしょう。
付け合わせのキャベツは柔らかく、小鉢の切り干し大根はしっかりした味付けです。味噌汁は出汁の風味を感じ、わかめ、ねぎ、小さな角切りの豆腐が入っています。ご飯は程よい硬さで、甘くつやがあります。
カツ丼

「カツ丼150g」(1320円)。味噌汁、おしんこ付き。ひょうたん型の容器で一味が提供されます。
ご飯の上に玉ねぎが敷き詰められ、その上にカツ、さらに卵で覆われた丼はつゆだくで、ネギの色合いがアクセント。卵は半熟でとろりとしており、黄身が濃いところ、白身のところ、この二つが混ざり合った部分が混在し、味と色と食感の変化が楽しめます。衣は出汁の効いた甘辛いつゆをたっぷりと含み、口に運んだ瞬間に肉汁と共にうま味が溢れます。一味でピリ辛感を加えると、味が引き締まり、変化を楽しめます。
カツ煮定食

「カツ煮定食180g(ネギ抜きでお願いしました)」(1620円)。
甘辛の醤油と出汁で濃い目の味付けです。卵と肉が煮汁と合わさり、とろけるような美味しさ。カツ丼よりも煮汁との組み合わせを楽しみたい時は、カツ煮がおすすめです。
その他のメニュー
「鶏からあげ定食」(1350円)や、「カニクリームコロッケ定食」(1290円)、数は少ないですが、サイドメニューの用意もあります。
ガッツリ食べたい方には「殿さま定食」(3280円)がおすすめです。ヒレかつ(100g)、ロースかつ(150g)、エビフライ(1本)にご飯のおかわり無制限で、テイクアウト可能。
持ち帰りのカツサンド(1100円)も人気で、他にも「和豚ランチ弁当」(1200円)をはじめ、テイクアウトメニューが充実。電話予約で希望の時間に揚げたてを受け取ることも可能です。
ドリンクメニューは、ビール、サワー、日本酒、ワインなどのアルコールとソフトドリンクの用意があります。
まとめ
ミナカ小田原にある「とんかつ和豚」は、銘柄豚「和豚もちぶた」を使用した本格的なとんかつが味わえるお店です。良質な飼料で育てられた豚肉の旨みを最大限に引き出すため、揚げ方も徹底的にこだわり、ジューシーかつサクサクの食感が楽しめます。店内は落ち着いた雰囲気で、一人でも家族連れでもゆっくりと食事を楽しむことができます。小田原城の近くという立地も魅力で、観光客にも人気のお店です。ランチメニューやテイクアウトも充実しているので、小田原観光の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
「とんかつ和豚」基本情報
■ 営業時間
11:00~21:00(L.O.20:00)
■ 定休日
年中無休
■ 公式HP
とんかつ和豚
■ 所在地
〒250-0011 神奈川県小田原市栄町1丁目1−15 ミナカ小田原 小田原新城下町 2F