神奈川県 湯河原町 – 「しあわせ中華そば食堂 にこり」 ラーメンだけじゃない! 絶品カレーと手巻き餃子の魅力

湯河原には「飯田商店」というラーメン好きなら一度は名前を聞いたことがある有名ラーメン店があります。今回は、「飯田商店」の姉妹店である「しあわせ中華そば食堂 にこり」に行ってきました。
商品以外の撮影は禁止されていますので、店内やメニューの写真はありません。文章で詳細をお伝えします

営業時間は
平日  10:00 ~ 21:00 (LO 20:30)
土日祝 7:00 ~ 21:00 (LO 20:30)
火曜日定休です。
土日祝は朝ラーメンも魅力的。

アクセスは、最寄りのJR湯河原駅から徒歩8分ほど、車の場合は店舗正面、道路を挟んだ向こう側に専用駐車場が10台あります。地図などはページ一番下の基本情報にまとめてあります。

店内は広々とした空間で、床と壁の半分を木が覆い、その他は白のインテリア。一面に広がる窓からの光で明るく、席はゆとりをもって配置されています。
テーブル席を中心に、カウンター席、テラス席があります。
木製の広いテーブルは天井から注ぐダウンライトの光で温かみを増し、くつろぎの空間をアップデート。
カウンター席には、1席につき「100Vコンセント×1 ・ USB×1」が設置してあり、スマホやPCの充電が可能です。テラス席のみペット同伴OK。

今回は14:30くらいの入店でそれほど混んでなく、客層はお一人様、家族連れ、友達同士、学生さんなど様々です。清潔感のある店内とスタッフさんの細やかな気遣いで居心地がいいせいか、女性の一人客の姿が目立ちます。

注文はテーブル備え付けのタブレットから行います。紙メニューもテーブルに置いてあり、すべてのメニューを素早く把握できるのも嬉しいポイント。ネギ抜きなどの要望はスタッフさんにお願いすれば大丈夫です。
「しあわせ中華そば食堂 にこり」は全ての料理に化学調味料不使用を掲げています。厳選された食材のポテンシャルを料理人が最大限引き出し、ナチュラルで味わい深い料理の数々を提供しているのが特徴です。
メニューには「ラーメン」と「つけそば」をはじめ、「麻婆丼」や「カレー」といったご飯もの、「餃子」や「唐揚げ」、「よだれ鶏」などのサイドメニュー、これら多彩なラインナップにアルコールメニューが加わります。ビール、ハイボール、サワーや焼酎に梅酒などなど…。ランチでカレーやラーメンを楽しむもよし、夜は美味しいおつまみでビールをグビグビなど多彩な楽しみ方ができます。

チャーシューそば

・チャーシューそば(税込 1500円)
注文から15分ほどで提供され、魚介系の香りが食欲をそそります。丼の表面は麺が見えないほど、薄くカットされた大判チャーシューが敷き詰められ、メンマ、ネギ、海苔のトッピング。海苔をスープに沈めると、あっという間に溶けて磯の香りが広がります。琥珀色のスープは、鶏ガラ、鶏肉、昆布、干ししいたけ、焼アゴ、煮干し、鰹節、さば節、野菜など多くの具材からなり、油が全て取り除いてある事が特徴で、毎日食べても身体に優しいように工夫されています。
「身体を癒す」という事を考えると、万葉集に歌われた湯河原の名湯は、江戸時代には幕府に献上され、明治以降、多くの文豪たちの身体を癒してきました。そして現在では、「にこり」の料理が癒しの歴史に名を連ねました。

麺は国産小麦のはるゆたか、さぬきの夢などを使用し、内モンゴル産天然由来のかんすいと、海洋成分を多分に含んだ沖縄産の塩「ぬちまーす」で作られた自家製手もみの縮れ麺、モチモチした食感とツルリとしたのどごしでスープとよく絡み歯ごたえがいい。

大判のチャーシューは食べ応え抜群で十分な量。国産の豚を専用の焼き窯につるし、炭火でじっくり焼き上げています。メンマも含め具材はそれほど濃い味は付けではなく、スープと合わせることで調和したうま味を楽しむことができます。また、テイクアウト可能な「切り落としチャーシュー」は、ビールのつまみに最適です。

つけそば

僕のお気に入りの「つけそば」は麺の量によって下記から選べます。
並/250g  (税込 1100円)
大盛/375g (税込 1230円)
特盛/500g (税込 1350円)
今回は並/250gをチョイス。並盛でも食べ応え十分です。北海道江別はるゆたかを使用した低加水麺のポキポキでざっくりとした歯切れの良さがたまりません。小麦の芳醇な香り、口の中に広がる風味は格別です。
「飯田商店」の店主は、横浜戸塚の「支那そばや」のラーメンに影響を受けたそうです。「支那そばや」と同じように、「にこり」の麺に対する強いこだわりを感じる事ができます。
スープは、魚介の旨味が凝縮された奥深い味わいで、麺との相性も抜群。甘み、酸味、辛みのバランスが絶妙で、飽きることなく最後まで美味しくいただけます。薄切りチャーシューの他に、スープの底には切り落としチャーシューがゴロゴロ沈んでいるのも嬉しいサプライズ。麺とスープの一体感は、まさに「にこり」ならでは。何度食べても飽きない、そんな魅力がぎゅっと詰まった一杯です。

飯田のカレー(フル)

湯河原「にこり」のカレーは、ラーメン店とは思えないほどの本格的な味わいが魅力です。飯田商店本店の白湯スープをベースに、フルーツや10種類以上のスパイスをブレンドした奥深いルーはご飯との相性抜群。たっぷりのボリュームで提供され、エキゾチックな香りが漂います。ほろほろに煮込まれた鶏肉の旨みが口いっぱいに広がり、自家製ガラムマサラの香りと後を引くピリ辛感も食欲をそそります。メニューには辛さの目安として唐辛子マークが付けてあり、このカレーは唐辛子マーク1個(ちなみに麻婆豆腐は3個)で、それほど辛くありません。温玉のトッピングでまろやかさを加えることもできます。
添え物は福神漬けでなくオリジナル。あっさりとし上品な味わいで口をリフレッシュ。
・飯田のカレー(フル) 税込1100円
・飯田のカレー(ハーフ)税込680円

手巻き餃子

餃子には「手巻き餃子」と「機械巻き餃子」の2種類があり、手巻き餃子の方がやや割高です。写真は手巻き餃子で、国産小麦と霧島高原純粋黒豚を使用し手造りされた逸品。機械巻きと比べるとしっかりした作りで皮が開きにくい。きつね色の焼き目はカリッとした歯ごたえで香ばしく、皮はもちもちで口に含めば中から肉汁があふれます。餡の肉と野菜のバランスも程よく、サイドメニューとして最適です。タレは醤油と酢、自家製ラー油が提供されます。ラー油は美しい赤色で、サッパリとした辛さの中に唐辛子の風味が際立ち、餃子の味を引き立てます。
・手巻き餃子(5個)  税込690円
・機械巻き餃子(5個) 税込580円

鶏のから揚げ 香味ソース

湯河原「にこり」の唐揚げは、非常に柔らかでジューシー。顎に僅かな力をこめて口を閉じると嚙み切れ、肉汁が口を満たします。醤油ベースの香味ダレでサッパリと上品な味わい。ラーメンと共にいつも注文してしまうほど病みつきになる逸品。大ぶりで一つ(230円)から注文できるのも嬉しいポイント。

支払いは現金と電子マネー、QRコード決済が使用可能で、カードは使えません。

後日の注文

以下は後日訪れた際に食べたメニューです。

・背脂中華そば(税込 1200円)
抗生物質を使わない独自の栄用配合の飼料で育てられた豚「TOKYO X(トウキョウエックス)」。こってり感はそれほどなく、上品な脂の甘味を感じます。スープの塩味と調和し美味しい。

・炙りチャーシューごはん(税込 550円) 温玉トッピング(税込 150円) 
炙ったチャーシューが香ばしく、濃いタレの味わいがご飯との相性抜群。トロトロの温玉はマイルドな甘みを加わえ、丼を極上の一品へと押し上げる。

基本情報

営業時間
  平日  10:00 ~ 21:00 (LO 20:30)
  土日祝 7:00 ~ 21:00 (LO 20:30)

定休日
  火曜日

所在地
  神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2丁目3−16 

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