今回は、「日替わり定食」が1000円以下で味わえる、戸塚ランチの隠れ家「まさ路」を訪れました。地元の方々に愛される人気の「日替わり定食」を詳しくご紹介します。
国道1号を、保土ヶ谷方面から戸塚方面へ進み、「権太坂」を通り過ぎると左手に現れる「まさ路」。「権太坂」は正月名物の駅伝で有名な横浜の難所です。
地図や営業時間はページ一番下の基本情報にまとめてあります。
最寄りの東戸塚駅から徒歩30分以上なので、車での来店が便利です。専用駐車場は無く、国道1号沿い「中華料理 美味園」前のコインパーキングを利用。信号待ちも含めると徒歩3~4分。この日は猛暑日のため、道路からの熱も加わり額に汗が滲みました。
店舗前のメニューボードには日替わり定食が5種類。魚料理と肉料理がラインナップされ、どれも 935円(税込)で魅力的な内容です。ご飯は「白米」か「炊き込みご飯」を選択でき、ドリンクはコーヒー、紅茶から選べます。
「まさ路」の店内は、木の温もりを感じるテーブルやカウンターに椅子がゆったりと配置され、どこか懐かしい空間が広がります。カンターの向こうにはボトルキープされた焼酎やウイスキーが並んでいて夜の賑わいを感じる事ができます。
13時を過ぎた頃に入店すると3組が食事中。日替わり定食とビールを味わう常連客やサラリーマンの一人客、会話が弾む家族連れ、それぞれが戸塚ランチを楽しんでいました。
感じの良い女将さんにテーブル席を案内され、日替わり定食のメニューから「めかじき刺身とむし豚」、「焼魚とまぐろ納豆」を注文。ご飯は白米をお願いしました。
めかじき刺身とむし豚
5分経たないうちに定食が到着。たくさんの小鉢が付いてきます。
野菜の酢みそがけは、酸味を抑えた酢みそにホッとするような味わいの大根、旬のみょうがや爽やかなかいわれ大根、カニカマの柔らかい食感が食欲をそそります。
ボリューム満点のひじきには、ニンジンときぬさやが添えられ彩鮮やか。
キュウリ・ニンジン・かぶは程よいぬかの香りをまとい、昔ながらのしょっぱい梅干がプラスされた香の物。
揚げとネギのシンプルな味噌汁は素朴でほっこりした味わい。
どれも優しい味付けで、毎日食べても飽きない工夫が伺えます。
脂の甘味を感じる蒸し豚は柔らかく、たっぷりのモヤシを挟み込みポン酢でサッパリ頂きます。酸味と肉のうま味にサッと火を通したシャキシャキモヤシの食感が調和しうまい。猛暑の戸塚で味わう涼しげな一品です。
メニューの名前には「めかじき刺身」とありますが、刺身の内容はタイやサーモンなどが加わり6種類の味を楽しむことができました。タイのプリプリとした歯ごたえやめかじきのネットリ感など、嬉しいサプライズ。
焼魚とまぐろ納豆
焼魚は「銀だら照焼」か「ブリ塩焼」を選ぶことができ、今回は「銀だら照焼」をチョイス。
銀だらは照焼というよりも煮つけのような造りで、煮汁が程よくしみていてご飯と相性抜群!伊豆煮のような濃い味付けではないため、添えられたしそをアクセントにあっさり頂けます。しその清涼感が今日の暑さを和らげてくれました。
まぐろ納豆は納豆の上にネギトロが盛られ、表面には具が隠れるほど海苔が振られています。海苔の香りに海を近くに感じ、醤油をちょっとかけて混ぜ合わせご飯ととも頬張る…。いくらでもご飯がすすむ一品。
その他の情報
日替わり定食は、プラス50円でコーヒーを風味豊かなコーヒーフロートにグレードアップできます。さらに、パフェやアイスなど、デザートも充実。
ランチ以外には、本マグロの刺身が付く「カキフライセット」(税込1650円)がお店のおすすめです。本マグロお刺身定食(税込1320円)など、他の定食も魅力的。
一品料理は、串揚げ(税込770円)、唐揚げ(税込550円)などを用意し、特に、熊本産の馬刺し(税込1320円)は、美しい赤身と独特の味わいが人気です。唐揚げはテイクアウト可能。
そして、火曜と木曜の17:30 ~ 19:00 はお酒が半額の「ハッピーアワー」開催。
女将さんのお話だとランチ時より夜は空いていて、ゆっくりお酒が飲めるそうです。
今回訪れた「まさ路」は、美味しい食事をリーズナブルな価格で楽しめるコスパの良いお店です。そして、「まさ路」の「日替わり定食」を食べながら、相鉄線和田町の「信栄食堂」が頭をよぎりました。「信栄食堂」も充実の小鉢と多彩な主菜が用意されコスパに優れています。どちらも交通量の多い幹線道路沿いという立地ながら、隠れ家的な雰囲気をまとい地元客で賑う人気店。横浜グルメを支える隠れた名店と言えるでしょう。
基本情報
営業時間
月曜 ~ 火曜 11:30 ~ 14:00 17:30 ~ 21:00
日曜 17:30 ~ 21:00
定休日
不定休(電話確認が無難です)
所在地
神奈川県横浜市戸塚区平戸1丁目15−35